【体験談】私の勉強法(2級)

ここでは、2級を合格した時期に実際に取り組んだ勉強法について書いていきます。

といっても、全然大したことは書かないのですが、この勉強法が91点という点数につながったという実証のもと、なるべく詳細に記載したいと思います。


2級の勉強法はズバリ「教本の暗記」のみです。

…あたりめえだというツッコミが聞こえます。

と言いますのも、教本における2級の範囲は約25p+αくらいなので、少し頑張れば大体は覚えることができますし、実際の試験でも、教本以外のことや意地悪な問題は出題されません。

すでに教本が手元にある方向けに、教本p3”PhotoStory”からp46の注釈までが2級の範囲になります。

内容もそこまで難しいことは書いていませんし、この検定を受験する=多少なりともコーヒーに興味があるという方であれば、学習内容に関心しながら頭にスッと入ってくるかと思います。

スケジュールと勉強法

本題に入って、具体的なスケジュールと勉強法についてです。

私が受験したのは年2回のうち秋の日程で、受験日は12月初旬でした。また、事前講習会は1ヶ月前の11月初旬で、勉強に本腰をいれたのは講習会が終わってから受験日までの1ヶ月間のみでした。

何より、どう勉強していいのか全く分からなかったので、ひとまず購入した教本の内容だけを信じて、ひたすら暗記することに徹しました。

結果、それで十分でした(笑)

購入した教本が届いてから事前講習会まで日数があったので、ひとまず教本をパラーっと流し読みして、内容をそのままノートに写し書きしました。

一言一句そのまま書き写すというわけではなく、要点・単語・数値などの「ここは大事そうだなあ」とか「なんか出題されそうだなあ」という箇所を”丁寧”に箇条書きしていきました。

この”丁寧に”というのが個人的に重要なポイントで、転記を早く終わらそうとして急いで書くとただの作業になってしまいますし、当然頭には入ってきません。

また、書き写したノートの内容は試験日まで読み返す「暗記帳」にしようと思っていたので、学校で先生が黒板に書いてくれるような、簡潔にまとまっている分かりやすい構成を意識しました。

それでも、2級の範囲であれば1週間ほどで書き写し作業は完了します(平日1時間、休日3時間くらい)。

もし、この方法を試していただけるのであれば、時間を確保してしっかり集中して取り組んでみてください。

書き写し作業の時は暗記できている実感がなかったのですが、その後に参加した事前講習会での内容がすんなり頭に入ってきたので、この予習は効果があったかなと。

とはいえ、2級に関しては予習をしなくても事前講習会をしっかり受ければ十分かと思いますので、そこは各人にお任せいたします。

事前講習会

事前講習会についても少し。

お住まいの場所に応じた会場で、試験の約1ヶ月前に開催されます。

丸1日かけて、座学で教本の内容について講義を受ける形になりますので、眠くなる目を堪えてしっかり話を聞いてくださいね。

講義の内容は、主に教本の内容の説明になります。とはいえ、やはり自分で教科書を読むのと実際に話を聴くのとでは理解度がだいぶ異なります。

教本に記載のない説明もたまに挟むことがありますので、しっかりメモを取るようにしてください(その際は講師から案内があると思います)。

また、座学の合間に、飲み比べの実技練習も行います。

飲み比べは主に3種類で、

  • 精選方法:ウォッシュド or ナチュラル
  • 品種:アラビカ or カネフォラ
  • 経時変化:新しい豆 or 古い豆

になります。

その都度、講師から説明があり実際に飲み比べができますので、特徴をしっかり自身の表現で言語化して覚えておきましょう。

実際の試験でも飲み比べは1問出題され、配点が10点とかなりの割合を占めるため、しっかり覚えましょう。

受験日までの学習

事前講習会が終わると、そこから試験まで約1ヶ月間あります。

私の場合、そこから試験日までは、ひたすら暗記とアウトプットの繰り返しでした。

そこで、私が一番お世話になったサイトはこちらです⇩⇩

コーヒーインストラクター検定 2級 問題集

一見かなり簡素なサイトですが、1問1答形式で、スマホでも不自由なく利用できて使い勝手がいいので、かなりおすすめです。

文章の内容というよりも、暗記が必要な項目(格付け・特定銘柄・産地 等)を覚えるのに適しているので、通勤などの隙間時間を利用して繰り返し学習すると良いでしょう。

特に、主要生産国の格付け(教本p24)は細かい内容もしっかり覚えましょう。

私の2級試験の得点は91点でしたが、ほぼ全て格付けの範囲で間違えました。

流石に規格などの細かいところまでは出題されないだろうと甘く考えていましたが、しっかり出題されて全然答えることができませんでした(泣)

全てを網羅する必要はありませんが、産地国に対しての格付け方法と規格は覚えましょう(メキシコ:標高・HG〜PW、エチオピア:欠点数・G1〜G4 など)。


このような感じで、暗記とアウトプットを繰り返しながら受験日まで勉強を重ねました。

繰り返しになりますが、2級は合格率90%程度と優しめの試験なので、あまり根を詰めなくても余裕をもったスケジューリングで自身のペースで学習すれば受かります。

最初はよく分からないまま勉強を始めても、少しずつ理解しながら次第に教本の内容に興味・関心を持てるようになり、学習を楽しいと感じるようになるはずです。

試験でも、教本の内容がそのまま真っ直ぐ出題されるので、楽しみながら覚えたことをそのまま自信を持って回答すれば大丈夫です。

コーヒーについて理解が深まる楽しさを感じながら、自身のペースで勉強してみてください。

その際に、ここに書いたことが少しでも参考になれば幸いです。

〜fin〜