①ミルを選ぶ

”ミル”とは、焙煎されたコーヒー豆を粉砕するための道具であり、手動や自動、家庭用や業務用、お手軽なものから高品質・高価格なものまで様々です。

コーヒー豆の粉砕の目的は、粉砕することで表面積(コーヒーとお湯が接する面積)を大きくし、成分を抽出しやすくするためです。なお、私は試したことはありませんが、豆のままでは抽出にかなり時間がかかるようです。

教本にもあるように、コーヒーの味を変える要因には”コーヒー豆の粉砕”も大いに影響していて、用途や目指す味わいによって様々な種類のミルが存在しますが、詳細な部分は1級の範囲なので割愛します。

2級においては、一般消費者がミルを選ぶ場合の4つのポイントをしっかり覚えておきましょう。

予算:一般に手挽きのものの方が安い。電動のミルの価格帯は広い。

手動か自動か:性能の優劣の問題ではなく、手間暇の問題である。

扱いやすさ(収納性・メンテナンス性):収納しやすさ、掃除のしやすさ、粒度調整のしやすさなども重要視される。

味に与える影響(微粉の発生率):細かく挽かれすぎた粉は味に大きな影響を与える。問題になる場合は微粉(※)の発生率の多いタイプを避けるか、都度、茶こしのようなもので微粉を取り除くことが必要になる。

(※)微粉とは、コーヒー豆を挽いた時にどうしても発生してしまう、粒度が非常に細かいコーヒー粉のことをいいます。粒度が非常に細かくコーヒー成分が瞬時に抽出されるため、意図せずに雑味や強い苦味を発生させてしまう要因になってしまいます。

なお、ミルについて興味がある方は教本p78を覗いてみてください。1級の範囲ですが参考になるかと思います。

〜fin〜

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