4-③ 保存方法を考える

前項で書いたように、ガスバリア性の低い包装の場合にはなるべく短期間でコーヒーを使い切ってしまうことが望ましいですが、ガスバリア性が高い包装の場合でも開封後は同様のことが言えます。

一般的な保存方法として、一時的な保存は冷蔵保存、長期的な保存は冷凍保存の有効性が従来指摘されてきました。特に温度を低く保つという点では有効ですが、その場合は包装状態を十分考慮する必要があります。

開封前であってもガスバリア性の低い包装である場合や、開封後の包装の場合は、吸湿したり冷蔵庫内の臭いを吸着する危険性があることを理解しておく必要があります。

また、コーヒー豆(粉)が常温に戻らない状態で使用すると成分の抽出効率が下がってしまうこと、開封時に吸湿しやすくなることなど、温度以外の影響も考慮した総合的な判断が求められます。

〜fin〜

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